ビジネスや暮らしに直結している経済指標を読み解き、社会を見通す。
本学では、すべての経済学部生が、経済諸指標とその内的連関を理解できることをめざし、3年生からの全演習においてサブテーマに設定しています。例えば、アメリカの金利が上昇すれば日本は円安になり、輸入品は値上がりします。そして、輸入は減少方向に、輸出は増加方向へと動き、国内景気は好転していきます。このように、1つの経済指標の変化が、私たちのビジネスや生活にどのような影響を及ぼすのかを見通す力を養い、実社会で求められる「実学としての経済学」を修得していきます。
現代社会で求められる「生きた経済学」を修得する。
ゲーム理論は、国家間の事柄から企業の経営戦略、身近な人間関係まで実に幅広い事象を解き明かすことができます。藤田ゼミの取り組みとして、とある事象の状況を整理し、ゲーム理論を利用して仮説を導き、根拠を持って説明する力を磨きます。例えば、どうすれば環境に配慮した行動を人に促すことができるか、経済学の視点から理論を組み立てます。ゲーム理論の学修を通じて、意思決定を行う際に必要となる、状況判断のための客観的な力や、自らの決断に自信を持つための重要な力が身につきます。今後は、導き出した理論の実証に取り組みます。「生きた経済学」は理論と実践あってこそです。その学修が、現代社会で求められる力となります。
SPI×日経新聞で就職活動に直結する知識・能力を身につける。
就職活動で多くの企業が採用しているSPI試験の対策を演習内で行います。また、同演習では日経新聞を読むことで、時事問題に触れ、企業の最新情報を入手し、社会の全体像を掴むことができるため、就職活動に直結する知識・能力が身につきます。
公務員(行政職)の合格をめざす学生がグループ学修で切磋琢磨する。
グループ学修を中心に、地域・自治体を調査・分析した上で、解決方法を考察・提案します。演習では、このプロセスを通じて、地域・自治体研究の分析・解明の仕方、政策提案スキルを身につけ、公務員採用試験の合格水準に達することをめざします。
情報化社会に必要なICTに関する知識と技能を身につける。
ICT(情報通信技術)に関する高度な知識と技能の修得をめざし、ICTに関する知識取得の証明である国家試験「ITパスポート」の取得をめざします。また、プログラミング言語JavaやPythonを学修し、「基本情報技術者試験」など、上級資格取得をめざします。
専門知識を深めるための
調査・研究・発表で学修を深化する。
年に1度、経済学部の各ゼミが日頃の研究成果を披露するプレゼンテーション大会。毎年1~4年生の150近いグループが"真剣勝負"を繰り広げます。それぞれ関心のあるテーマを自主的に探究することによって、専門分野への理解を深めています。