授業の目的及び概要 |
当授業の目的は、ファイナンシャル・プランニングの習得である。 ファイナンシャル・プランニングとは、ライフプラン上の目標を達成するため、総合的な資産設計の提案を行うものであり、そのため、幅広い「お金の知識」が必要不可欠となる。 そこで当授業の概要としては、教育資金・住宅資金・老後資金・社会保障・公的年金・生命保険・損害保険・金融経済・資産運用・税金・不動産・相続など、それら幅広い「お金の知識」を分かりやすく説明することとなる。 なお、ファイナンシャル・プランニングとは、銀行・保険・証券会社など、あらゆる金融機関で求められる能力であり、金融機関に興味があれば、受講することが望ましい。 |
履修条件 |
知識的には、特になし。まったくの初学者を対象としている。 ただし、「年金はもらえるのだろうか」「どんな保険に入ればいいのか」など、普段から、日常生活レベルでのお金について関心は持っていることが望ましい。 |
科目の位置づけ(DPとの関連) |
この科目は、経済学部経済学科の専門科目であり、本学の学位授与の方針(DP)に定める、「経済学を中心とする幅広い専門知識を身につけている」に該当する。 また、経済学部の主な科目である「会計」「金融」「経営」関連講義の多くが、『企業視点』で経済を捉えているのに対し、この科目は『家計視点』から捉えるものである。その意味では、経済について、より身近な観点から考えるきっかけとなるであろう。 |
学修の到達目標 |
1.幅広い「お金の知識」を身につける 充実した豊かな人生(ライフプラン)に欠かすことができない、必要最低限の「お金の知識」を身につける。その範囲は非常に広く、かつ実践的な内容となる。 2.FP(ファイナンシャル・プランニング)技能検定3級合格 身につけた知識を客観的に証明するものが【資格】である。この授業では、FP技能検定3級(国家資格)の受検を推奨し、授業も試験合格に向けた内容となる。しっかりと授業を受け、十分な復習・試験対策をすれば、十分に合格できるレベルに達するものである。 |
授業の方法 |
講義形式である。 FP技能検定3級の対策テキストや問題集を使い、その内容を説明する。 基本的にはFP技能検定3級合格に向けた内容をベースとして、適宜、金融機関での実務知識や日常生活での具体的な事例も解説していく。 随時、問題集からのピックアップやプリント配布により、問題演習の時間を設ける。 また、授業内での小テストや小レポートも実施予定である(3~5回程度)。その結果を受け、その後の授業の進め方にフィードバックしていく予定である。 なお、基本的にはホワイトボードへの板書であるが、状況に応じて、プロジェクタ等を使用していく予定である。
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授業外の学修(予習・復習等) |
とくに授業内で取り上げた問題については、必ずもう一度はやっておくこと。 |
テキスト・参考書 |
「FP技能検定3級 基本テキスト」(TAC発行) ⇒テキストに沿って講義を進めていくので、テキストは必須である。 「FP技能検定3級 基本問題集」(TAC発行) ⇒講義中、適宜、問題集より問題をピックアップしていくので、問題集も必須となる。 |
成績評価の基準・方法 |
期末テスト(FP技能検定3級試験と同程度のレベルを予定)を実施、原則として、その成績で評価する(100点満点中、60点以上で合格)。 期末テストの詳細(問題内容、配点、対策等)については、講義の中で話していく。 なお、授業中に数回実施予定の小テスト・小レポートについても、評価の参考とする。 目安としては、期末テスト80~90%・小レポート10~20%としている。
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この科目の履修にあたって |
お金について体系的にしっかり学ぶ機会は、これまでなかったであろうし、そしてこれからもほとんどないであろう。 しかし、お金の知識があるかないかで、人生は大きく変わると言っても過言ではない。社会に出る前に、ぜひお金についてしっかり学んでほしい。 |
オフィスアワー |
各教員のオフィスアワー受付曜日・時間・場所については、本学Webサイトの「オフィスアワー」ページに掲載しています。 <アクセス方法> 大学Webサイトの[トップページ]→[キャンパスライフ]→[教務情報]→[オフィスアワー] <URL> http://www.keiho-u.ac.jp/campuslife/affairs/officehour.html
授業の内容や学習上の問題などについて質問や相談を行いたい場合は、実施曜日・時限を確認のうえ実施場所を訪れてください。 ※なお、非専任講師については、担当授業前、終了後の教室や講師控室等での質問、相談を受け付けています。
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